AIに「工程表ツールを作って」と頼んで、期待どおりのものが一発で出てきたことは、一度もありません。
でも、頼み方をある「型」に変えてから、やり直しの回数が目に見えて減りました。私が工場の工程表ツール・入退室管理・このブログ、すべての開発で毎回使っている依頼文のテンプレートを、この記事でそのまま配布します。
穴埋めして貼るだけです。まずは現物からどうぞ。
コピペ用:AIへの発注書テンプレート
そのままコピーして、( )を自分の言葉で埋めてください。全部埋まらなくても大丈夫です。最後の一文だけは絶対に消さないでください。理由は後で説明します。
なぜこの型だと失敗が減るのか
各項目には、私が実際に失敗して学んだ理由があります。
| 項目 | ないとどうなるか(実体験) |
|---|---|
| 困っていること | AIが「目的」を知らないと、見た目は立派で実務に使えないものが出てくる |
| 入力するもの | 自分が持っていない情報を要求するツールができあがる |
| 出てきてほしいもの | 惜しいけど欲しい形と違う結果になり、やり直しが増える |
| 守ってほしい条件 | 会社のPCで動かない、有料ソフト前提、などの手戻りが起きる |
| 先に質問して | AIが不明点を勝手に想像で埋めて、ズレたまま完成させてしまう |
とくに最後の「先に質問して」は効果が大きいです。私が工程表ツールを作ったとき、「休日を除いて計算して」とだけ伝えたら、AIは法律上の祝日だけで計算しました。うちの会社の休みとは違うので、結果は1日ズレ。AIは分からないことを聞き返すより、想像で埋める癖があります。だから「先に聞いて」と明示的に許可するんです。
記入例:Excelの繰り返し作業を頼む場合
ここまで書くと、AIはたいてい「日付の形式は?」「元の表は残しますか?」のような確認をしてきます。この質問が来たら成功のサインです。
送る前の最終チェック
- ✓「いま手作業で何分かかっているか」を書いたか
- ✓入力と出力を、具体例つきで書いたか
- ✓会社PCの制約(インストール不可など)を書いたか
- ✓「先に質問して」の一文を残したか
まとめ
AIの精度は、AIの性能より渡す情報の質で決まります。このテンプレートは私の数百回のやり取りの中で「書いておけば事故らなかった」項目だけを残したものです。ブックマークして、次にAIへ何か頼むときに使ってみてください。