AIの使い方を調べても、なかなか自分の仕事に結びつかない。そんな経験はないでしょうか。
原因は順番です。「AIで何ができるか」から入ると、自分の仕事とつながりません。逆から行きます。自分の仕事を先に並べて、その中から任せられるものを選ぶ。この記事では、そのやり方を3ステップで紹介します。
全体の流れ
| 手順 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| ① 書き出す | 1週間分の作業を全部書く | 15分 |
| ② 印をつける | 4つの条件に当てはまるものを選ぶ | 5分 |
| ③ 1つ試す | いちばん簡単なものから1つだけ | 30分 |
ステップ①:1週間分の作業を書き出す
きれいにまとめる必要はありません。思い出した順に、箇条書きで書いていきます。次の質問に答えていくと出てきます。
ポイントは、小さい作業ほど書くことです。「メールの返信」「表への転記」「印刷して配る」レベルまで書き出します。大きな仕事ほどAIには渡しにくく、小さくて繰り返しの作業ほど渡しやすいからです。
ステップ②:任せられる作業を選ぶ4つの条件
書き出したリストを見て、次の4つに当てはまるものへ印をつけます。
| 条件 | 具体例 |
|---|---|
| 手順が決まっている | 毎回同じ順番でやっている |
| 文字や数字が中心 | 文章、表、リスト、日付の計算 |
| 毎回ほぼ同じ | 中身が変わるだけで、形は同じ |
| 間違えてもすぐ気づける | 出てきたものを自分で確認できる |
4つすべてに当てはまるものが、最初に任せるべき作業です。
逆に、任せにくい作業
- ✓決めることが中心の仕事(どれを選ぶか、いくらにするか)
- ✓相手の表情や場の空気を読む必要がある仕事
- ✓間違えると取り返しがつかない仕事(お金の支払い、公式な提出物)
- ✓自分でも手順を説明できない仕事
判断はまだ人間の仕事です。AIに渡すのは、判断の前後にある「作業」の部分だと考えると、線が引きやすくなります。
ステップ③:1つだけ試す
印をつけた中から、いちばん簡単そうなものを1つだけ選んで試します。まとめて全部やろうとすると、たいてい途中で止まります。
頼み方の型は指示文は穴埋めテンプレで解決できますにまとめました。ここを押さえておくと、やり直しが減ります。
棚卸しをAIに手伝ってもらう
自分だけで考えると視野が狭くなります。書き出したリストをAIに見せて、一緒に選んでもらうと早いです。
「簡単な順に3つ」と指定するのがコツです。数を絞らないと、あれもこれもと返ってきて動けなくなります。
見つかった作業別・次に読む記事
棚卸しでよく出てくる作業と、その進め方をまとめた記事です。
| 出てきた作業 | 読む記事 |
|---|---|
| 会議の議事録づくり | 議事録係になってしまった人へ |
| 紙やPDFからの転記 | PDFの表をExcelに転記する方法 |
| Excelの繰り返し作業 | Excelマクロは自分で書かなくていい |
| ファイルやフォルダの整理 | AIにフォルダを片付けさせる方法 |
| 資料やブログの画像づくり | 画像づくりをAIに任せる方法 |
| 文章の見直し | AIが書いた文章、そのまま出すと危ない |
私が実際に任せているのも、この6つが中心です。どれも「判断」ではなく「作業」である点が共通しています。
まとめ
- ✓「AIで何ができるか」ではなく、自分の仕事を先に並べる
- ✓小さくて繰り返しの作業ほど渡しやすい。メール返信や転記レベルまで書き出す
- ✓選ぶ条件は①手順が決まっている ②文字や数字が中心 ③毎回ほぼ同じ ④間違えてもすぐ気づける
- ✓判断は人間、作業はAIという線引きが分かりやすい
- ✓最初は1つだけ試す。まとめてやろうとすると止まる
15分の書き出しで、たいてい2つか3つは見つかります。まずはそこからです。